一歩引いて考える

仕事でも遊びでも、夢中になって一点に集中していると全体が見えなくなって失敗することがある。

そういう時は一歩引いて考えることを意識している。

絵を描くときに一歩引いて、全体のバランスを見ることと同じだ。

特に仕事については、48歳という年齢的に全体をリードしていく立場になることが多いため、他の社員と同じ目線と、一歩引いて俯瞰した目線を持つことを意識している。

具体的にいうと、会議の議事録や進捗状況のチェックは、頭がすっきりしている次の日の早朝に行うようようにしている。

誰もいない会社に早めに出社して、重要な仕事をまず俯瞰して見る。

どうしても寝ているときとか、朝方にそういう案件がきになってしまうので、朝一で片付けることを意識することで気持ちを切り替えている。

あまり考え続けると疲弊するので、朝一に処理するサイクルを作ることを体に覚えさせることで疲れないようにしている。

以前は、自分目線の同じ視点で思考する癖が強く、何人も人間がかかわるプロジェクトで空回りすることがあった。

絵でいうと、一か所だけ絵の具を塗りすぎて濃くしてしまっている状況で、全体のバランスを欠いていた。

一歩引いてか考えることは、他人の考えを理解することでもある。

全体の中の自分を意識することで、自分と他者の考え方の違いや長所短所を意識することができる。

頭の中で考えていても今ひとつ理解が進まない時は、方眼ノートに書きだす。

マインドマップで現状の思考をすべて見えるようにしてみる。

ロジカルツリーよりもマインドマップの方がとにかくあるだけのイメージを書き出せるので、自分には合っている気がする。

大谷翔平も子供の頃にやっていたマンダラートも試したが、マインドマップに落ち着いた。

とにかく書き出してみると、頭の中に充満している悩みや、同じことをぐるぐる回って答えが出ない思考が整理される。

全部書き出して、一歩引いて眺めてみると意外と大したことないなと思えてくる。

悩んでいることが、視覚的・構造的に理解できるからだ。

20代や30代では、仕事以外にも悩みがあり、経験も少なかった。

同じとをぐるぐる考えて疲弊して、夜は酒を飲みすぎて悪循環に陥ったりしていた。

今はさっさと寝て(酒は飲まない)、仕事の問題は朝一に取り組んで解決している。

これも年齢的なもので、今だからこそできるスタイルなのかもしれない。

子育てしていたら、毎日朝一に出社できない。

そもそも若い時は朝一に起きられなかった。

今は4時台に起きてこうしてブログを書いている。

そう考えると、48歳もそんなに悪くない。

いや、単純に考えることが少なくなっただけなのか。

48歳がどん底なのかの検証は続く。

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