生きていく上で人間関係は重要だ。
特に会社に所属していればなおさらだ。
一人でできる仕事はない。
必ず誰かと連携しなけれがいけない。
これがネックだ。
1+1が2以上になる場合もあれば、なぜかマイナスにあることもある。3になったり、5になったりすることもある。
良かれと思ってやったことが裏目に出ることもある。
活躍することで恨まれることもある。
長期的な視野に立つととても大切なことも、短期では単に余計なことに見えたりする。
どうしても皆考え方が違うし、育った環境や置かれている立場、感じ方も違うので行動に齟齬が生じてくる。
相手の状況を知るために話し合い寄り添いすぎると、それはそれで傷つけてしまうこともある。
ハリネズミの理論だ。
適度な距離感というものがとれない。
毎回、近寄って、親身になり(自分としては)話を聞き、良かれと思って対処する。
すると、その相手はそれが当たり前になってしまう。
限界効用逓減の法則で、満足のハードルが上がった結果、自分以外の人間にも同じ対応をするとそれが許せなくなってくる。
会社員の上司と部下や同僚は親子ではない。
しかし、全てがコントロールされたレールが用意されていた義務教育という環境で保護者の下で守られていた経験が強すぎるためか、不利な状況や不測の事態に陥ると上司や話を聞いてくれる同僚に保護者(親)的な役割を求める。
会社が“群れ”である以上、このようなサイクルがずっと繰り返される。
うまく距離をとって立ち回る人間の方が出世したり、メンタルを病まずに会社生活を送れるようだ。
しかし、話を聞いて寄り添い励ます姿勢は尊いし、それを貫いていきたい思いもある。
人間関係を起点とした、個の葛藤のスパイラルが48歳どん底の一つの原因であることは間違いない。
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