社会派ブロガーちきりんさんの「ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法」のあとがきで、良いところ探しのエピソードが出てくる。
何か失敗しても、良かった部分を探す思考で、食べ物をこぼしてしまってもそこを拭いて「きれいにできて良かった」とか、寝坊して仕事に遅れても、相当疲れていたんだから「疲れていることを知れて良かった、このまま無理していたら病気になったかもしれない」という感じで考えるという。
「かぞかぞ」(「家族だから愛したんじゃない愛したのが家族だった」(NHKドラマ、録画して見ている)でも、逆境の中で主人公の女性が少しでも良い方に考える思考や行動がみられる。
毎日の生活で苦しいことはたくさんある。
例えば、この前、仕事帰りに夕飯の買いものに行ったら鳥の糞が肩についてしまった。
買い物の途中で白いワイシャツの左肩に黒い点みたいなものが視界に入ったので、手で取ろうとしたら鳥の糞だったのである。
糞のついた指を見て、一瞬固まった。
肩と指をハンカチでぬぐい、「新しいワイシャツなのに」とか「なんてついてないんだ」とか悪い思考がぐるぐる頭を駆け回った。
しかし、そんなことを考えても何も状況が変わらないと思い直し、「この状況を言い換える方法はないか」と考えてみた。
鳥の糞が“うん●”だとすれば、「これは“うん●=運”がついたのだから、よい運気をまとっている」ということではないか?
運がついたのだとすれば、「むしろ朝からついている方が良かったな」とか、
そうだとすれば「肩なんかより頭に、朝からついた方が良かった」などだんだん調子に乗って思考が加速した。
結果として、仕事で誰かに会うわけでもないし、あとは自分の食べものを少し買って、すぐ帰るだけなのだから「たいしたことない」となった。
何事も気持ちの持ちようということか。
「どん底だから上がるだけ」(クロマニオンズ「どん底」)という歌があるが、楽しむマインドを忘れなければ48歳のどん底を抜け出せるのではないか。
何事も気持ちの持ちよう、楽しむマインドが大事?
そんなことを思った。
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