聞く読書

オーディブルで聞く読書をするようになって1年が過ぎた。

460タイトルダウンロードした。

それ以前は図書館で借りて寝る前を中心に読書をしていた。

年間で100~150冊くらい読んでいたが、今は3倍くらいになっている。

営業で外回りをしているので、社用車にBluetoothトランスミッターをつけて(自分で購入)聞いている。

少しの移動でも聞くようにしていたら、思いのほか読書できることに気づいた。

★★★

思えば20年以上、外回りの時はラジオを聞いていた。

ラジオ番組で時間がわかるくらい習慣化していた、

好きなパーソナリティーもいて、それなりに楽しんでいた。

だが、パーソナリティーや製作者サイドによって番組のクオリティーに差があるし、自分の好みではない音楽や話題をずっと聞いているのもどうかなと思っていた。

★★★

仕事中は小説などは聞かない。

基本的にビジネス系の本を聞いて、ぶつ切りに聞いてもよいようにしている。

気に入った本は何回も聞くし、1.7倍速で聞くので5時間の本でも2時間ちょっと、だいたい1営業日で聞き終わることができる。

マンネリ化してきた仕事も、本で聞いたことを即実践してみたりすると、意外なひらめきがありうまくいくこともある。

特にマネジメント系の本は読んだところをすぐに生かしてみている。

★★★

ただ、とても便利な読む読書だが、読書量が増えてしまうと、実際の本の読書よりも少々雑になるのが難点だ。

特にどの本のどこに自分にとって重要なこと書かれていたことかわからなくなることがある。

その場でメモをとったり、付箋機能(オーディブルのクリップ機能)を使えばいいのだが、いかんせん運転中で対応できないまま進んでしまうことが多い。

★★★

仕事帰りは島崎藤村など名作系、料理を作るときは本郷和人氏の歴史ものなど、場面に合わせてジャンルを変えている。

海(サーフィン)に行くときなどある程度まとまって運転時間があるときは、新作を含めた芥川賞、直木賞系の小説を聞いている。

読書量が増えることで、頭の中で想像する時間が増えて運転時間が楽しくなった。

たまに、ヘビーな小説を聞いて逆に落ち込むようなこともあるが、テレビやYouTubeを見て受動的に過ごすよりも有意義に感じる。

★★★

本は無数にあるし、人間が物語を書き始めてからかなりの時間がたっている。

いろいろな物語があるが、人間の基本的な悩みや欲求は変わらない。

今の自分の悩みはアリストテレスのころから考えられてきたことだ。

「答えはだいたい本に書いてある」と何かの本で読んだ。

48歳はどん底だというけれど、人類全体の中で見ると、こういう時期は必ずあり(時代によって年齢は変わるだろうが)、ずっと繰り返されてきたことなのだろう。

いろいろな本を読んで感じたことを実生活で生かしたり、悩んだことをここ(ブログ)に書いていくことも少しは意味のあることかもしれない。

まあ自分しか読まないが、本と同じで書き残されたものが誰かに影響を与えるとすれば、少しは価値があるはずだ。

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